面接/小論文
2026年2月7日

私立医学部専門予備校プラタナスの小論面接分析
私立医学部を目指す受験生にとって、学力試験と並んで重要になるのが面接試験と小論文です。
とくに日本医科大学医学部では、複数年にわたりグループ討論・個人面接・小論文を組み合わせた選抜が実施されています。
面接・小論文を通して評価しようとしているのは、「この受験生が、将来医療現場で信頼される医師として成長していけるか」という点です。
本記事では、以下のような事項を整理します。
- 日本医科大学医学部の面接試験の全体像
- 面接で扱われるテーマの傾向
- 小論文の年度別出題テーマ
- 面接・小論文から読み取れる評価軸
私立医学部一般入試を検討している受験生・保護者の方が、「どのような準備が必要で、どこに差がつくのか」を理解するための指針となる内容を目指します。
※その他の大学の小論/面接についてのまとめ記事は【私立医学部受験】面接・小論文対策の全体像と大学別分析まとめをご参照ください。
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日本医科大学 医学部の面接試験の全体像
▪️ 面接形式・人数・時間
日本医科大学医学部の面接試験は、年度や入試方式(一般前期・後期・地域枠・特別選抜)によって細かな違いはあるものの、基本構造は共通しています。
【面接の基本構成】
- グループ討論
- 受験生:4〜7名程度
- 面接官:3名
- 所要時間:20〜30分前後
- 個人面接
- 受験生:1名
- 面接官:3名
- 所要時間:約10分

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「グループ討論 → 個人面接」という流れが採用されています。
ここで注目すべきなのは、グループ討論と個人面接が別々の評価項目として切り離されていない
という点です。
グループ討論での発言内容について個人面接で質問されたり、討論中に発言できなかった点を、個人面接で改めて問われたといったこともあります。
▪️ 面接の雰囲気(イメージ)
日本医科大学医学部の面接は、以下のような特徴があります。
- 圧迫的ではない
- ただし 緊張感はある
- 雑談的ではなく、評価目的が明確
とくにグループ討論では、面接官が積極的に議論を誘導するというより、受験生同士のやり取りを注意深く観察しているという印象が強く記されています。
そのため、
- 発言量が多ければ評価が高い
- 強い主張をした人が有利
といった単純な構図にはなりません。
「他の人の意見を受けてから話した方が良いと思った」、「ガツガツしすぎるのは逆効果かもしれない」といった証言もあり、個別面談にはない、ファシリテーションの技術が重視される面接であると言えます。
▪️ 面接で問われる主なテーマ分類
アップロード資料を整理すると、日本医科大学医学部の面接・グループ討論では、以下のようなテーマが扱われています。
① 医療倫理・医療と社会
- 患者の自己決定権
- 医療と法の関係
- 妊娠中絶・終末期医療
- 精神疾患と犯罪
医師として避けて通れない倫理的判断力が問われるテーマです。
② 医療とテクノロジー
- 医療AIの活用
- 医療とテクノロジーの関係
- 技術発展に伴う医師の役割の変化
知識の正確さよりも、変化をどう捉え、医療にどう向き合うかが評価されています。
③ 社会問題・時事テーマ
- 2025年問題
- 地球温暖化
- SNSの影響
医療を社会構造の中で考える視点が求められます。
④ 人物・人間関係
- リーダーに必要な資質
- チームで大切なこと
- 困難をどう乗り越えたか
将来のチーム医療への適性を見極める意図が読み取れます。ここで大切なのは「リーダーとは何か」ということです。マネージャーとリーダーを混同している受験生が多いので、ここは間違えないようにしてください。
日本医科大学 医学部 小論文の出題テーマ【年度別整理】
【2025年度】
【出題形式】
・テーマ型小論文
・制限時間:60分
・字数:600字程度
【テーマ概要】
- 「挨拶する意味とは何か」
- 「日本では認められていない自殺ほう助は合法化されるべきか」
【設問の要求】
- 抽象的・倫理的テーマに対し、自身の考えを整理して述べる
- 賛否を示し、その理由を論理的に説明する
【主に問われている力】
- 倫理的思考力
- 価値観の言語化能力
- 論理構成力
【2025年度の特徴まとめ】
医師としての人間観・倫理観が正面から問われた年度であり、面接テーマとも強い連動が見られます。
【2024年度】
【出題形式】
- テーマ型小論文
【テーマ概要】
- 画像生成AIが芸術・文化に与える影響
- 医師は外見に配慮すべきか
【設問の要求】
- 技術発展と人間の価値の関係を考察
- 医療現場における専門性と個人の在り方を論じる
【主に問われている力】
- 多面的思考力
- 現代的テーマへの理解力
- 医療への接続力
【2024年度の特徴まとめ】
医療とテクノロジーという、日本医科大学らしい視点が際立った出題です。
【2023年度】
【出題形式】
- 資料読解型小論文
【テーマ概要】
- 「人口100人で見た日本」
- 医療・福祉・年金・人口構造の課題
【設問の要求】
- 複数データを読み取り、課題と対策を論じる
【主に問われている力】
- データ読解力
- 社会構造の理解
- 医療と社会を結びつける視点
【2023年度の特徴まとめ】
地域医療や医療制度を意識した、俯瞰的な思考力が重視された年度です。
【全年度を整理したまとめ】
- 2025年度:医師としての倫理観・価値観
- 2024年度:医療とテクノロジーの関係性
- 2023年度:社会構造と医療の接続
面接・小論文から見える「日本医科大学が求める医学生像」
以上を総合すると、日本医科大学医学部が面接・小論文を通して重視しているのは、
- 倫理的に考え、安易な結論に飛びつかない姿勢
- 他者の意見を尊重しながら、自分の考えを整理できる力
- 医療を社会全体の中で捉える視野
- テクノロジーの進展を冷静に受け止める思考力
- チーム医療を前提としたコミュニケーション能力
といった点です。
これらは、学力試験では測りきれない部分であり、
日本医科大学が面接・小論文を重視する理由でもあります。
まとめ ― 医学部専門予備校プラタナスの視点
日本医科大学医学部の面接試験・小論文は、短期間の対策や表面的なテクニックだけでは対応が難しい試験です。
なぜなら、面接・小論文を通して一貫して、
- 医療倫理
- 社会課題
- テクノロジー
- 受験生自身の価値観
が一本の軸でつながっているかを評価されており、それに加えて集団面接時のファシリテーションの能力までも評価されるためです。
言語化とファシリテーションは、頭ではわかっていても、実践するとなるとそれなりの期間練習し、感覚でできるまで落とし込む必要があります。
そのため、面接だけを直前に練習する、小論文を過去問演習だけで済ませるといった分断された対策では、本質的な準備とは言えません。
医学部専門予備校プラタナスでは、以下のような事項を重視した対策を行なっています。
- 面接・小論文・志望理由を切り離さず、一体として整理する指導
- 私立医学部一般入試で求められる人物評価を見据えた準備
- 集団面接におけるファシリテーション
- 学力試験と人物評価の両立を前提とした受験戦略設計
「面接や小論文になると、自分の考えがうまく言葉にできない」
「学力以外の部分に不安が残っている」
そうした受験生・保護者の方は、早い段階から全体像を整理することが、結果的に大きな差につながります。
日本医科大学医学部をはじめとする私立医学部受験について、不安や疑問があれば、ぜひ一度プラタナスにご相談ください。受験全体を俯瞰したうえでの、現実的な戦略をご提案します。
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