解答速報/入試分析
2026年2月13日

2026年度 聖マリアンナ医科大学前期の分析
2026年度前期は、例年どおり「大問3題」を軸とする構成で、用語問題と記述(論述)問題が中心でした。一部に計算問題が混ざるものの、難度は基礎~標準に収まり、奇抜な発想を要求するよりも、教科書レベルの知識を正確に言語化できるかで差がつくタイプです。
解答指定は「1行以内」「2行以内」「3行以内」など短い枠が多く、文章を長く書けば良いわけではありません。問いの条件(主語・対象・比較・因果)を外さず、必要語を落とさない“短い記述”の精度が最重要でした。
試験時間は理科2科目で150分と比較的長めですが、記述量があるため、手順が定まらないと時間が足りなくなります。後期対策では、①典型論述を型で覚える、②用語を定義として押さえる、③計算は途中式で確実に取る、の3点を軸に仕上げます。
※大学の小論/面接についてのまとめ記事は【私立医学部受験】面接・小論文対策の全体像と大学別分析まとめをご参照ください。
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【2026年度前期の大問テーマ整理】
| 大問 | 主題 | 設問タイプ | 後期への示唆(対策ポイント) |
| 1 | DNAの複製・細胞周期(標準) | 用語+短記述(行数制限) | 複製の流れ(開始→伸長→終結)を文章で説明できること。 |
| 2 | 光合成(明反応/暗反応)+葉緑体の由来(標準~やや易) | 図表の読み取り+短記述+一部計算 | 光合成は「条件変更→中間体の増減」を言語化。葉緑体は細胞内共生説の根拠を2点以上。 |
| 3 | 生体防御(免疫)+感染症(AIDSなど)(標準~やや易) | 正誤・用語・短記述(理由説明) | 自然免疫/適応免疫、抗体の性質、拒絶反応などの典型説明を短く書けること。 |
総じて、前期は「典型題材を、記述で確実に得点させる」設計でした。したがって後期でも、頻出単元(遺伝子・代謝・免疫・体内環境・生態/進化)の“教科書標準”を、短い文章で正確に表現できるかが勝負になります。
聖マリアンナ医科大学後期に向けた傾向対策
聖マリアンナの生物は、「正確な知識」と「思考力・考察力」、そして「計算力・表現力」を総合的に見ます。出題範囲は「生物基礎・生物」全域で、単元の偏りは大きくありませんが、体内環境・細胞・生態・発生が絡む統合問題が出やすい点が特徴です。
【対策の主軸】
① 用語は“丸暗記”ではなく「1文定義+代表例」で固める(短記述の骨格になる)。
② 典型論述を「原因→過程→結果」「比較→共通点/相違点」「条件→予測→根拠」の型で準備する。
③ 図・グラフは、軸・単位・条件の確認→増減の言語化→原因候補の絞り込み→答案化の順で処理する。
④ 計算は、式の意味(分母・分子)と単位を固定し、途中式を省略しない(ミス削減が得点増に直結)。
(1)短記述・論述の得点を安定させる
行数制限がある以上、「書く内容を選ぶ力」が重要です。まず、問われた語(例:理由・しくみ・意義・条件)に対応して、答案の骨格を先に決めます。例えば、免疫なら「関与する細胞/分子→働き→結果」、光合成なら「どの反応が止まる→中間体の増減→最終的な同化量」という順に書けば、短くても外れません。練習では、模範解答を丸写しするのではなく、20~60字程度に“要約して書き直す”訓練が最も効果的です。
(2)統合問題:分野横断の“つなぎ”を準備する
近年は、単一単元だけで完結しない問題が増えています。例えば、膜輸送→神経・筋→体内環境、遺伝子→発生→内分泌、個体群→生態系→保全、などです。対策としては、各単元の最後に「この知識は何とつながるか」を1行でメモし、関連づけを意識して復習します。これだけで、初見の設定でも“どの知識を使うか”が見えやすくなります。
(3)人体の名称・位置の確認(資料集の活用)
医学部入試では、人体の部位名・器官名・血管名などの「位置関係」を問う設問が混ざることがあります。教科書だけでは弱いので、資料集(カラー)で、腎臓(皮質・髄質・尿細管)、神経系(脳の部位)、循環系(動脈・静脈)、消化器(胆嚢・十二指腸など)の位置を確認しておくと、短時間で確実に点が取れます。
(4)計算:出やすいテーマを“パターン化”する
頻出は、生態(純生産・同化量・エネルギー効率)、遺伝(遺伝子頻度)、体内環境(濃度・割合)、代謝(反応速度や条件変化の読み取り)などです。計算が苦手な場合は、まず「どの式を使うか」を決める練習を優先し、同じタイプを連続して解いて、式の選択を反射にします。
2026年度聖マリアンナ医科大学出題予想(後期)
後期は前期と同様に、広い範囲から標準レベルを中心に、短記述・論述・考察を組み合わせる形が予想されます。ここでは「大問3題」想定で、題材の入れ替えが起きやすいポイントを示します。
大問1(遺伝子・細胞)
DNA複製/転写・翻訳/細胞周期の基本に、遺伝子発現調節やウイルス(逆転写)を絡めた短記述。電気泳動・PCRなど基本操作の目的対応。
大問2(発生・生殖・進化)
ヒトの配偶子形成(減数分裂)、受精の流れ、初期発生、胚葉の分化など発生全般。進化の流れと発生を融合させた問題。
大問3(神経・神経系・筋収縮)
神経系の構造、自律神経の作用、筋収縮の実験問題、神経伝達速度の計算
直前期の勉強:試験14日前まで/試験7日前に確認
直前期は「新しい範囲を増やす」より、「落とさない仕組み」を作る期間です。後期では、短記述の精度と、論述の型ができているかで得点が安定します。
【試験14日前までに取り組んでおくこと】
1. 教科書の太字・重要語を「1文定義+代表例」でまとめ、曖昧語をゼロにします(毎日10語)。
2. 典型論述を最低10テーマ作り、各テーマを「40~80字」「1~3行」など制約つきで書く練習をします。
3. 図表・実験考察を毎日1題。軸・単位・条件に線を引いて、増減を言語化してから答案にします。
4. 計算は頻出パターンを各5~10題ずつ回し、途中式の書き方(分母分子の意味)を固定します。
5. 過去問演習は「解く→翌日に復習(誤因分類:知識不足/読み違い/表現不足/計算ミス)」のサイクルで回します。
【試験7日前に確認しておくこと】
1. 自分用の“記述テンプレ”を1枚にまとめます(例:免疫、光合成、遺伝子発現、体内環境、生態計算)。
2. よく落とす用語・混同語(例:自然免疫と適応免疫、能動輸送と受動輸送、総生産と純生産)を最終チェックします。
3. 直近で間違えた記述を集め、同じ問いを「より短く」「条件を外さず」に書き直します。
4. 本番想定(理科2科目150分のうち生物の持ち時間)で一度解き、時間配分を確定します。
5. 当日の手順を固定します:①短い用語・短記述を先に回収、②論述は骨格→肉付け、③最後に誤字脱字と条件の見落としを確認。
まとめ — 私立医学部専門予備校プラタナスの視点
聖マリアンナ医科大学の生物(後期)は、教科書標準レベルを土台に、短記述・論述・考察を通して「知識の正確さ」と「表現の精度」を測る試験です。2026年度前期でも、用語と短い記述が中心で、典型題材を確実に言語化できる受験生が有利でした。
後期で安定して75%ラインを越えるためには、(1)用語を定義で押さえ、迷いをなくす、(2)典型論述を型で準備し、行数制限内で書けるようにする、(3)図表・実験は条件整理→言語化→答案化の順で処理する、(4)計算は途中式で確実に取る、の4点が核になります。
直前期は、弱点補強よりも「失点の原因を消す」ことが得点に直結します。短い答案で条件を外さない訓練を積み、当日は“取り切れる標準問題を落とさない”運用で合格点を取りにいきましょう。
【時間配分の目安】
記述式では、考える時間と書く時間の両方が必要です。最初の5分で全体を見て、取りやすい設問(用語・短記述)から回収し、論述は「骨格(キーワード)→因果→まとめ」の順で書くと、迷いが減ります。計算は途中式を省略するとミスが増えるため、式と単位だけは必ず残してください。
【典型論述テンプレ例(そのまま使える骨格)】
・免疫:自然免疫(マクロファージなどが異物を取り込み、サイトカインで炎症を起こす)→抗原提示→ヘルパーT細胞の活性化→B細胞が形質細胞となり抗体産生→抗原抗体反応で排除、の順で書きます。・遺伝子発現:DNAの塩基配列情報が転写でmRNAとなり、翻訳でアミノ酸配列に変換される。発現量は転写開始の制御やmRNA分解などで調節される、までを短くまとめます。・光合成:光反応でATP/NADPHを作り、暗反応でCO2を固定して糖を合成する。条件変化を問われたら「どの反応が律速→中間体の増減→同化量の変化」を必ず書きます。
このように“順序”を決めておけば、題材が変わっても答案が崩れません。直前期は、各テンプレを30~60字に圧縮した版も作り、行数制限に合わせて切り替えられるようにしておくと強いです。
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