合格者インタビュー
2024年12月22日
医学部専門予備校のプラタナスです。
プラタナスでは志望大学に合格し、キャンパスライフを送っている現役医学生に、医学部受験の勉強体験や現在の学生生活についてインタビューを行い、シリーズとして掲載していきます!
将来医師を目指している人はもちろん、まだ何を目標にして良いか分からないという方もぜひ読んでみてください。
基本情報
氏名:NY
大学名:帝京大学(医学部)
学年:3
性別:男
現在大学でどんな勉強をしている?
主に医学の専門分野を学んでます。
1年生では高校で学んだ化学や生物などの基礎から応用を学ぶ生命科学や、人体の構造を学ぶ解剖学を実習と合わせて学びました。
2年生では基礎的な専門講義が始まり、医学の土台を学んだ後、実際の臨床現場で求められる知識を学ぶ臨床講義も始まりました。
また、座学以外にも病院実習や実験などを通じて医学を体系的に学びました。
3年生では授業やテストのレベルが一気に上がり、国家試験で実際に出された問題や、すこし改訂されたものがテストに出され十分な理解・暗記を問う問題から、思考力を要する問題まで様々です。
医学部を目指した時期ときっかけ
実際に医学部を目指したのは高校3年生の春からでした。
コロナが猛威を振るっていた時期ということもあり、親と話す時間や医療系のドラマなどを見る機会が多く、無意識に医者ってかっこいいと思うようになりました。
また、医師である親戚や祖父などの話を聞いてるうちに、自分もやってみたいと思うようになりました。
1日のスケジュール(学校ver、休日ver)
〖学校〗
6時半 起床
9時~10時半 一限
10時45分~12時15分 2限
12時15分~13時5分 昼休み
13時5分~14時35分 3限
14時50分~16時20分 4限
17時~19時 部活(サッカー)
その後ご飯を食べて帰宅または学校に戻りテスト勉強。
〖休日〗
休日は主にサッカーの試合に行きます。
日によっては車で3時間かかる場所まで行くので、朝早く出発しても夜10時頃に帰宅することが多くあります。
部活がない日は家でゆっくりしたり、友達と車で遠出したり様々です。
大学生活で大変なこと、楽しいこと
大変なことは、勉強と部活の両立です。
テスト前日に公式戦が入ることもあり大変ですが、チームメイトと話しながら勉強するのは楽しくもあります。
楽しいことも部活です。高校とは違ったタイプの友達が多くでき、大学生活を充実させてくれています。
勉強法(小学校から高校まで)
小学校は大手進学塾に通っていましたが、自分は全くやる気がなく、勉強をやらされていました。
中学校では教科書の重要性に気づきました。教科書を繰り返し読み返すことで、知識が定着していくと感じました。
高校ではアウトプットの重要性を学びました。今までの自分はインプットだけに集中しすぎていて、成績が上がらないことに気づけていませんでした。
適度にアウトプットすることで理解度が格段に増えました。浪人中はひたすら苦手だった英語を取り組んで人並みにはできるようにしました
自分は解き方はわかっていてもミスをして本当なら取れる問題を落としていたので、解き方を考えた後、立式や計算などを丁寧に行ってミスを減らすことを心がけました。
塾or予備校に行っていた期間
小2から小6 中1から中3 高1から浪人
受験勉強を始めた時期は?勉強開始時期に後悔はないか?
受験勉強をしっかり始めたのは高3の春で、それまではあまりやっていませんでした。
今思えばもう一年早く始めていればよかったなと思います。
受験時の選択科目は?その科目を選択した理由も
理科 化学 生物
<なぜ生物にしたか>
暗記が比較的得意だったので物理よりも暗記がメインな生物にしました。
実際、医学部に入ってから生物をやっていてよかったと思うことが何度もあったので、医学部に入った後比較的楽に勉強を進めたいのであれば生物がおすすめです。
受験期と受験期以外での平日、休日の学校外勉強時間
(受験期以外の平日)
1~2時間
(受験期以外の休日)
3~4時間
(受験期の平日)
3~4時間
(受験期の休日)
9~10時間
使える勉強アプリや参考書、問題集など。その使用感も含めて。
<数学>
・1対1対応
対応する分野を1通り勉強した後に解いてました。実践レベルの問題集として解説も丁寧でよかったです。ただこれは結構難しめで、数学が好きな人、一つ参考書をやり終えてよりたくさん難しい問題に触れたい人、偏差値が65くらいから伸びなくなってきた人などにおすすめです。
これの前にやる参考書は、学校で配られる参考書でいいと思います。数学の参考書は好みが出やすいと個人的に思うので、学校で配られる参考書がやりにくかったら、本屋さんに足を運んで薄くてわかりやすそうなのを選んでみてください。
<英語>
・システム英単語
単語ページの上に例文が載っていて、その文を覚えることで、その単語の実際の使い方や文法も学べるので便利でした。単語帳を一冊完璧にやらずにもう一冊買う人がいますが、それは厳禁です。それやったら落ちます。
一冊完璧にやった後に、単語数がより多い単語帳を始めるのはめっちゃいいと思います。実際シス単だけでは早慶の英語には立ち向かえないと思いますし。
医学部は正直二冊やる必要はそこまでないと思います。実際僕も一冊しかやってません。より上位の医学部に入りたいのであれば考えてもいいと思いますが、少なくとも自分の大学では聞いたことありません。
<化学>
・鎌田の理論化学
基礎から応用まで丁寧に解説が載っている読み物形式の参考書で、いちから学ぶ際は最適な参考書だと感じました。ただ、実際一番なのは教科書の理解です。
この本はあくまでも教科書の理解のための補佐です。教科書を覚えて、問題慣れすれば偏差値62~4くらいはすぐです。70行きたかったら応用問題が載ってる参考書をやりましょう(重要問題集・セミナーの応用問題など)。
<生物>
・スクエア(資料集)
どの資料集でも同じだと思いますが、本当にすべて載っています。知らないことや理解ができないことが出てきたら、一番最初に見るべきものだと思います。
もしのってなかったら捨て問です(ほんとにそのレベル)。あとは橋本先生のポイントを覚えれば、生物に関して心配することはありません。
受験期のストレス発散法(モチベーションの維持方法)
音楽を聴いて近所を散歩したりするのが大好きでした。たまに美味しいごはんを食べるのもいいと思います。
今の大学を選んだ理由と併願校など
とにかく東京に残りたかったので、受かった大学の中で実家から通える大学を選びました。
併願校は愛知医科大 杏林医科大 日本大学 昭和大学などです。
受験形態(一般、総合型、推薦)とその受験形態を選んだ理由
一般
学校の成績を真面目に取っていなかったから。
高校生時代の勉強、進路、選択科目などに対する後悔
とにかく勉強を始める時期を1年早められたらと後悔してます。友達の体験談や経験上、医学部受験は天才でない限り、少なくとも2年はかかると思います。
なので医学部や難関大に行きたいと強く思っているのであれば、早い段階から勉強を進めるのを強くお進めします。
自分も高校生の時、早く始めた方がいいといろんな人から聞いてましたが、結局浪人したので本当に強く強くオススメします。そうして勉強を続けていった先に、やっておいてよかったと思う日が必ず来ます。
実習の体験談
病院実習では実際の医師や看護師たちと話したり、仕事現場を見ることで、将来の自分の姿をイメージしたり、患者さんに対する接し方などを間近で学べました。
4年生や5年生などは、実際に手術室にはいって手術を見学することもできるようなので楽しみです。
就活/インターン事情
そのまま大学病院に行く人ももちろんいますが、地方の実家に帰ったり、市民病院に就職したりなど様々です。
卒業した先輩方のお話を聞く限り、東京の市民病院に努めるのは大学病院に就職するよりも難しいとのことなので、もし市民病院に行きたいと思っている方は、成績を取るなり実習を頑張るなど工夫が必要かもしれません。
今後のキャリアややりたいこと
卒業後は大学病院で経験を積んで、市民病院でその経験を活かして、地域医療に貢献したいです。また親の薬局を継いで、医学・薬学を用いて医療に貢献したいと思っています。
受験生や医学部を目指す人にアドバイス
とにかく医学部受験は時間と根気との戦いだと思うので、まずは勉強計画を立ててください。闇雲に進めるのではなく、しっかりプランを立てて勉強していくことが何よりも大事だと思います。
あとは、ずっと勉強していると気がめいって逆に集中できなくなったり、勉強が嫌になることもあると思うので、気分転換はしてください。
自分の好きな音楽を聴いたり、友達と話したりするだけでも全然違うので、試してみてほしいです。またたまには運動するのもいい気分転換だと思います。
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