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【2025年入試分析】帝京大学医学部(3日目生物)出題内容と今年度入試トレンド分析

解答速報/入試分析

2025年1月25日

帝京大学の3日目,お疲れ様でした。明日は,川崎医科大学の試験ですね!

今日までの医学部受験で出題された内容で苦手な単元をしっかりと復習しておきましょう。

大変申し訳ないのですが,帝京大学の3日目の情報が中々集まらず,大問構成も正確でない可能性もあります。もし,正確な情報を教えてくださる方は,公式LINEなどやSNSのDMで情報提供いただければ幸いです。

出題内容

1.体内環境・代謝

→血液の凝集反応,アロステリック酵素,競争的阻害,非競争的阻害

2.生態系

→窒素固定・窒素同化

3.体内環境

→免疫全般

・体内環境の血液と免疫をまとめておきます。

■体液

(1) 血液…血液は体重の1/13(8%)である。血球(45%)と血しょう(55%)からなる。

(2) 組織液…毛細血管から血しょうがしみ出たもの。

(3) リンパ液…組織液の一部がリンパ管に入ったもの。リンパ球を含む。

血球大きさ数(個/mm3寿命生成場所破壊場所はたらき
赤血球無核7~8㎛450万~500万100~120日骨髄ひ臓,肝臓酸素の運搬
白血球有核8~20㎛4000~90003~21日ひ臓免疫に関与
血小板無核2~4㎛15万~40万7~10日血液凝固に関与

■血液凝固

(1) 出血すると,破れた血管の部分に血小板が集まる。

(2) 血小板から放出された凝固因子,血しょう中のCa2と凝固因子,組織液中のトロンボプラスチンによって,プロトロンビンからトロンビンという酵素が生成される。

(3) トロンビンは,基質であるフィブリノーゲンをフィブリンという生成物にする。

(4) 生じた繊維状のフィブリンと血球が絡み合って,血ぺいを合成し傷口をふさぐ。

(5) 血管が修復されると,プラスミンという酵素のはたらきによって血ぺいは分解される。これを線溶(フィブリン溶解)という。

※ 血液を試験管に放置しておくと,血ぺいと上澄みに血清ができる。

※ 血清≠血しょうであることを知っておこう。

■血液凝固防止

(1) クエン酸ナトリウムを加える。

(2) ヘパリンを加える。

(3) ヒルジンを加える。

(4) 低温にする。

(5) 棒で混ぜる。

■物理的・化学的防御

生体防御

(1) 物理的防御・化学的防御

(2) 自然免疫 ex) 食作用,炎症

(3) 獲得免疫(適応免疫)ex) 体液性免疫,細胞性免疫

物理的防御

(1) 角質層…死細胞からなるため,ウイルスの感染を防ぐ。

(2) 気管の繊毛運動…異物を排出する。

化学的防御

(1) リゾチーム…唾液,涙,汗に含まれ,細菌の細胞壁を分解する。

(2) ディフェンシン…皮膚にあり,細菌の細胞膜を破壊。

(3) 胃酸…胃液は強酸性であり,病原体を殺菌する。

(4) 弱酸…皮膚の表面が皮脂や汗によって弱酸性となり,細菌の繁殖を妨げる。

■自然免疫

自然免疫は生まれつき備わっている免疫で,食細胞やNK細胞が病原体に対して非特異的にはたらく。免疫記憶は形成されない。

(1) 食作用…病原体を取り込むはたらきである。食作用を行う細胞を食細胞という。

食細胞は樹状細胞,マクロファージ,好中球の3つであり,白血球ではあるがリンパ球ではない。

(2) 炎症…感染部位に発赤,発熱,はれ,痛みが見られる。

マクロファージのはたらきによって,毛細血管が拡張し,血流量が増え,血管の透過性が高まり,好中球や単球が血管から出て感染部位に集まる。

(3) NK細胞(ナチュラルキラー細胞)…感染細胞やがん細胞を破壊する。自然免疫ではたらくリンパ球である。

■獲得免疫(適応免疫)

獲得免疫は病原体が侵入してはじめて獲得する免疫で,T細胞やB細胞が病原体に対して特異的にはたらく。免疫記憶が形成される。

抗原提示細胞(樹状細胞,マクロファージ)

B細胞…骨髄でつくられ,骨髄で成熟するリンパ球

T細胞…骨髄でつくられ,胸腺で成熟するリンパ球

■体液性免疫

(1) 樹状細胞が侵入した異物を取り込み,リンパ節に移動する。

(2) 樹状細胞がヘルパーT細胞に抗原提示する。

(3) ヘルパーT細胞は同じ抗原提示をしているB細胞を活性化する。

(4) 活性化されたB細胞は増殖し,形質細胞(抗体産生細胞)に分化する。

(5) 増殖したB細胞の一部は記憶細胞として体内に残る。

(6) 形質細胞(抗体産生細胞)は,抗体を産生し,体液中に放出する。

(7) 抗体が抗原と特異的に結合(抗原抗体反応)し,複合体を形成することで抗原を無毒化する。

(8) 抗原抗体複合体は,マクロファージによって処理される。

ex) 花粉症,じんましん,ウイルス

■細胞性免疫

(1) 樹状細胞が侵入した異物を取り込み,リンパ節に移動する。

(2) 樹状細胞がキラーT細胞やヘルパーT細胞に抗原提示する。

(3) 抗原提示を受けたヘルパーT細胞は増殖し,キラーT細胞を刺激,およびマクロファージの食作用を活性化する。

(4) 抗原提示を受けたキラーT細胞は増殖し,活性化する。

(5) 増殖したヘルパーT細胞やキラーT細胞の一部は記憶細胞として体内に残る。

(6) 活性化したキラーT細胞は,リンパ節から出て感染細胞やがん細胞などを直接攻撃する。

ex) ウイルスに感染した細胞,がん細胞,拒絶反応,ツベルクリン反応

川崎医科大学に向けて

近年の川崎医科大学の問題は,典型的な頻出問題が多いので私立医学部によく出題される問題を見直しておくと良いでしょう。

例えば,「圧-容積曲線」などといった内容のことです。また,正誤問題で複数選択の問題で失点しないように,注意深く選択肢を見ていきましょう。

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