解答速報/入試分析
2025年1月30日
私立医学部専門予備校のプラタナスです。
2025年度の医学部、医科大学などの出題内容と、今年度のトレンド分析をアップしていきます。
金沢医科1日目
金沢医科では遺伝子と植物の光周性を中心にまとめていきます。植物名は直前にささっと覚えてしまいましょう。
遺伝子は広範囲の単元から出題されましたが、ある程度しぼっていきます。
遺伝子分野(集団遺伝含む)
・ラクトースオペロン
オペロン説はジャコブとモノーによって提唱された。
大腸菌がラクトースを分解するにはβガラクトシダーゼなどの3種類の酵素が必要であり,この酵素ができるときに必要な遺伝子を構造遺伝子という。
①グルコースがあるとき(ラクトース分解酵素遺伝子は転写されない)
→リプレッサーがオペレーターに結合し,RNAポリメラーゼはプロモーターに結合できない。
②グルコースがなくてラクトースがあるとき(ラクトース分解酵素遺伝子は転写される)
→ラクトースの誘導物質がリプレッサーに結合することで,リプレッサーがオペレーターから離れる。RNAポリメラーゼがプロモーターに結合できるようになり,転写が開始される。その結果ラクトース分解酵素が産生され,ラクトースを分解しグルコースとなる
・スプライシング
真核生物が転写されるときにイントロンが除去されるスプライシングが生じる。
また選択的スプライシングの原理としては,イントロンに挟まれたエキソンも一緒に除去されることがあり,1種類の遺伝子から復習のmRNAを作ることができる。
・集団遺伝
ある集団の遺伝子頻度を求めるときは,
遺伝子頻度=注目している配偶子数÷全配偶子数(個体数×2)
で求められる。
今回は表現型が分かっているので
遺伝子頻度は劣性(潜性)ホモ個体から求めることが鉄則。
300個体のうち,aa個体が27個体。Aa個体が劣性ホモ個体であるから
aの遺伝子頻度をqとおくと,
q2=27/300 →q=0.3となる。
p+q=1なので,Aの遺伝子頻度p=0.7となる。
光周性
短日植物(夏や秋に咲くものが多い)→限界暗期以上の暗期で花芽形成をする。
アサガオ,オナモミ,キク,イネ,コスモス
長日植物(春に咲くものが多い)→限界暗期以下の暗期で花芽形成をする。
ダイコン,ホウレンソウ,カーネーション,アブラナ,シロイヌナズナ,コムギ,アヤメ
中性植物→日長に関係なく花芽形成
トウモロコシ,トマト,キュウリ(サラダにメインで入っている野菜!)
・光中断
連続した暗期が必要なので,途中で光中断すると,暗期の効果がなくなる。
・光発芽種子
→温度,空気,水の他に光があると発芽する。
レタス,タバコ,シソ,シロイヌナズナ
そろそろ疲れもたまってきたと思いますが、ひたすら復習をつづけていきましょう。
明日の金沢医科2日目も頑張ってください。
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