解答速報/入試分析
2026年1月13日

生物選択者に特化した私立医学部専門予備校のプラタナスです。
国際医療福祉大学医学部の生物は、正文(誤文)選択と計算が目立ちます。広範囲の正確な知識とデータ読解が得点を左右する入試です。
本記事では、過去の出題傾向分析をもとに、2026年度入試で狙われやすい分野・具体的な対策・高得点を取る受験生の特徴までを体系的に解説します。
先日公開した【私立医学部生物】2026年入試予想|市原vs橋本が読む最新トレンドと合わせて確認してみてください。
※youtubeチャンネルもぜひご確認ください。
※大学別の生物予想問題は「【2026年度私立医学部入試】 生物入試分析と出題予想(大学別一覧)」から確認できます。
※大学別の小論文/面接のまとめは「【私立医学部受験】面接・小論文対策の全体像と大学別分析まとめ」から確認できます。
| 出題範囲 | Ⅰ | Ⅱ | Ⅲ | Ⅳ |
| 2025年 | 代謝・光合成 | 遺伝情報 転写調節 サンガー法 | ヒトの眼 花芽形成 | 系統樹 物質生産 |
| 2024年 | 膜タンパク質 ホルモンの受容 | 植物の配偶子形成 両生類の誘導 | 聴覚 オーキシンの性質 | 原始地球・生命体の誕生 個体群の分布と生命表 |
国際医療福祉大学の生物は「定義の精度」と「読解」で差がつく
国際医療福祉大学医学部の生物は、教科書レベルの知識を前提としつつ、「正確に言い切れるか」「条件が変わっても使えるか」を強く問う入試です。
用語暗記だけで解ける設問も含まれますが、正文(誤文)選択が多いため、あいまいな理解のままでは得点が伸び悩むでしょう。
また、計算問題が毎年のように組み込まれ、さらに図・グラフ・配列データなど“根拠”を与えたうえで判断させる問題が目立ちます。
したがって、対策の中心は「重要語句を定義で固めること」と「データの読み取り手順を固定すること」に置くべきです。
国際医療福祉大の設問は、教科書の見出し語をそのまま問うよりも、周辺知識を含めて“正しい文章”として運用できるかを問う傾向があります。
つまり、普段の学習で「覚えたつもり」のまま放置している箇所が、そのまま正文(誤文)で失点要因になる。
本記事では、直近の出題実績を整理したうえで、国際医療福祉大学の生物で合格点を取るための学習戦略と、2026年度の出題予想を提示します。
過去問から読み解く国際医療福祉大学生物の本質
出題分野の特徴――幅広いが「遺伝」「反応」「体内環境」が軸
出題範囲は「生物基礎・生物」の全範囲です。ただし、素材や設問の作り方には一定の傾向があり、特に遺伝情報(転写調節・遺伝子発現・配列解析)、動物の反応(感覚器・神経)、体内環境(恒常性・ホルモン・免疫)といった医学部らしい分野が得点の核になりやすいです。
植物分野や進化・生態も出題されるが、単独の暗記で完結するというより、データや条件設定と結び付けた考察が中心です。
例えば2025年度は、酵素反応・光合成様式(C4植物・CAM植物)を、単なる語句知識ではなく「環境条件と有利性」の説明につなげて問う構成でした。
C4・CAMは用語を知っていても、気孔開閉、二酸化炭素濃縮、乾燥環境への適応といった因果が曖昧だと正文(誤文)で崩れる可能性が高いです。
また、2024年度の誘導実験(形成体・誘導)では、発生の用語確認に加えて「どの部位を移植すると何が起きるか」「その結果から何が言えるか」という、実験の論理を整理する力が要求される試験でした。
発生は暗記で片づける受験生が多いですが、国際医療福祉大学では“実験の読み取り”として出やすい点に注意が必要です。
出題形式が示す「大学が見たい力」
正文(誤文)選択と計算の二本柱
解答形式はマークシート方式による選択式が中心で、用語・数値の選択に加えて、正文(誤文)選択問題が目立ちます。
正文(誤文)では、語句の定義、因果関係、比較条件(濃度と量、割合と実数、基準の取り方など)を正確に捉えられるかが問われます。
つまり、教科書の文章を“それっぽく”理解しているだけでは足りず、どこが誤りなのかを論理的に切れるレベルまで仕上げる必要があります。
正文(誤文)で頻出の落とし穴は、(a)主語のすり替え(細胞と個体、器官と細胞など)、(b)条件の省略(光条件・濃度条件・温度条件など)、(c)用語の境界の曖昧さ(受容体と受容細胞、一次応答と二次応答など)です。
これらは“知識量”ではなく“精度”の問題なので、対策の方向性を誤らないことが重要です。
計算問題は、生命表・物質生産の定番処理、配列解析の読み取りなど、教科書範囲の標準処理が中心です。
難解な数学テクニックよりも、問題文の条件整理、単位の扱い、途中式の書き方(=取り違え防止)が重要です。特に配列解析は、記号列を眺めて迷う時間が最大のロスになるため、手順を“作業化”しておきましょう。
難易度の位置づけ
標準中心だが「読み違い」が失点要因になる
全体としては標準レベルの問題が多い一方、実験結果の予想やグラフの読み取りでは考察力が要求されます。
正文(誤文)選択が多い分、あいまいな理解のままだと失点しやすいですが、逆に言えば、教科書事項を定義レベルで固め、典型処理を反復すれば安定して得点できます。
時間不足の主因は難問ではなく、読み違い・計算ミス・マークミスです。本学の問題は“解けるはずなのに落とす”設計になりやすいので、解法の工夫よりも、設問の条件を線で追い、根拠を言語化し、最後にマークを確認するという手順の徹底が得点に直結します。
2026年度入試 生物の出題予想
国際医療福祉大学の出題は、毎年テーマが大きく変わるというより、頻出分野を軸にしながら題材だけを入れ替えるタイプです。したがって、予想は「頻出テーマの再登場」と「データ処理の定番化」を前提に立てるのが妥当です。
■2026年度予想分野
Ⅰ 呼吸:呼吸の詳細 発酵 呼吸商の計算
Ⅱ 発生と遺伝子:ショウジョウバエの母性因子、母性遺伝、三点交雑法
Ⅲ 恒常性:自律神経、ホルモンの作用
Ⅳ 生態系の保全、河川の自浄作用、気候とバイオーム
遺伝の計算はできるようにしておきましょう。二遺伝子雑種や三点交雑法、母性遺伝が予想されます。
遺伝が苦手な場合は、連鎖組換えの計算を理解することと、三点交雑法の計算はテンプレートですので型で理解してしまうのもありです。
また河川の自浄作用では、物質と生物を絡めて流れとして理解しておきましょう。またバイオームは具体的な木の名前は暗記しておきましょう。
日本のバイオームと絡めたり、遷移とセットで出題される可能性もあります。医学部受験生は手薄になりがちなところですが、確認自体はすぐにできるので怠らないようにしましょう。
また、体内環境は“ヒトのからだ”題材で出やすく、ホルモン受容や免疫のように、細胞レベルの仕組みと個体レベルの恒常性を往復させる問題が狙われやすいです。
単語暗記で終わらせず、図で因果を説明する練習が必要です。
国際医療福祉大学生物で差がつく受験生の特徴
第一に、重要語句を“定義”で言える受験生が強いです。正文(誤文)で問われるのは暗記した単語ではなく、定義の輪郭です。
例えば過去の問題を挙げると「受容体」「誘導」「転写因子」「相補的塩基対」「一次生産量」などを、短い定義+1〜2文の補足で説明できる状態にしておくと、正誤判定の根拠が明確になります。
第二に、図・模式図・グラフを文章化できる受験生が伸びます。図を見たときに、(a)何が操作された条件か、(b)何が観察値か、(c)因果関係はどこか、を先に言語化できれば、考察問題の失点が減ります。
国際医療福祉大では単元横断型の出題も多いため、「細胞膜上の受容→細胞内情報伝達→器官レベルの恒常性」のように階層を行き来して説明できることが重要です。
第三に、計算を“作業”として処理できる受験生が有利です。生命表・物質生産・配列解析などは、典型パターンの反復でミスが減ります。
途中式を書き、単位と基準量を固定し、最後に選択肢に合わせて丸めるという手順を毎回同じにすると、時間内に安定して得点できるでしょう。
実戦的な学習手順としては、(1)教科書の太字語句を定義で言えるようにする、(2)重要図(眼・耳・シナプス・腎臓・免疫・花芽形成・系統樹・生命表など)を“図を見ずに説明”できるまで練習する、(3)過去問で正文(誤文)と計算の失点原因を分類して潰す、の順が効率的です。
正文(誤文)の復習は、正解を覚えるのではなく「誤りの種類」を言語化することが重要です。主語のすり替え、条件の不足、用語境界の誤解、因果の逆転など、誤りの型を固定すると、初見問題でも判定が速くなります。
まとめ
2026年度、国際医療福祉大学生物で合格点を取るために
国際医療福祉大学の生物は、標準知識を前提にしつつ、正文(誤文)選択と計算、そして図表・データの読み取りによって理解の精度を測る入試です。
出題範囲は広いですが、遺伝情報・動物の反応・体内環境を軸に、植物や進化・生態がデータ処理と結び付けて出題される構造が見えてきます。
したがって対策は、(1)重要語句を定義で固める、(2)図表を文章化する練習を積む、(3)計算の手順を固定して反復する、の三点に集約されます。
過去問演習では「読み違いをしない」ことを最優先し、標準問題を確実に取り切る設計にすれば、2026年度でも合格点に到達できるでしょう。
最後に、得点を安定させる鍵は「定義・図・計算」を同じ手順で回し続けることです。学習の軸をぶらさず、典型問題を取り切れる状態で本番に臨みましょう。
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