面接/小論文
2026年1月29日

私立医学部専門予備校プラタナスの小論面接分析
面接や小論文の出題傾向を知っておくことは、本番で慌てないための入念な準備のために必要不可欠です。
場当たり的に試験に望むのではなく、徹底的に志望校の傾向を研究した上で臨みましょう。
本稿では東北医科薬科大学 医学部の面接・小論文の出題傾向を年度別にまとめています。東北医科薬科大学 医学部を目指している方はぜひご一読ください。
※その他の大学の小論/面接についてのまとめ記事は【私立医学部受験】面接・小論文対策の全体像と大学別分析まとめをご参照ください。
東北医科薬科大学 医学部の面接試験の全体像
▪️面接形式・人数・時間
資料によると、東北医科薬科大学医学部(一般選抜)の面接は以下の形式で実施されています。
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- 面接形式:個人面接
- 受験生:1名
- 面接官:2〜3名
- 面接時間:おおむね10〜15分程度
複数年の受験記録を見ても、面接官の人数に変動はありますが、集団討論形式ではなく、個人面接が基本となっています。
▪️面接の雰囲気(イメージ)
受験者の記録を総合すると、面接の雰囲気は
- 全体として落ち着いており、威圧的ではない
- 一方で、内容は浅い雑談では終わらない
- 回答に対して、理由や背景を掘り下げる質問が続く
という特徴が見られます。
「会話型ではあるが、医師志望としての考えの一貫性を見られている」という印象が強く、準備なしで臨むと論点がぶれやすい面接だといえます。
▪️面接で問われる主なテーマ分類
資料に記載されている質問内容を整理すると、以下のテーマに大別できます。
① 志望理由・将来像
- なぜ医師を目指したのか
- なぜ東北医科薬科大学なのか
- 将来、どのような医師になりたいか
② 地域医療・東北への関心
- 東北地方・仙台の印象
- 東北の医師不足をどう考えるか
- 卒業後、東北にどう関わっていきたいか
③ 高校生活・個人特性
- 高校時代に力を入れたこと
- 長所・短所
- 困難をどう乗り越えてきたか
④ 社会問題・時事的テーマ
- SDGsと医療の関係
- 最近気になった医療ニュース
- 医療とAI・オンライン診療についての考え
これらから、単なる人物評価ではなく、社会の中で医師としてどう振る舞うか、地域医療にどうかかわるかが問われていることが読み取れます。
東北医科薬科大学 医学部 小論文の出題テーマ【年度別整理】
【2025年度】
【出題形式】
統計データ・グラフを複数提示した資料読解型小論文
【テーマ概要】
- 糖尿病患者数の推移
- エネルギー摂取量や生活習慣の変化
- 出生数減少・少子化に関する統計資料
これらのデータをもとに、日本社会が直面する健康・人口問題について考察する課題が出題されています。
【設問の要求】
- グラフから読み取れる傾向の整理
- 問題が拡大している要因の分析
- 今後の対策について自分の考えを述べる
【主に問われている力】
- 客観データの読解力
- 社会課題を医療と結びつける思考力
- 論理的に文章を構成する力
【2025年度の特徴まとめ】
➡ 生活習慣病・少子化といった「構造的問題」を、医療の視点で捉えられているかが強く問われています。
【2024年度】
【出題形式】
複数グラフを用いた資料分析型小論文
【テーマ概要】
- 高齢者事故と免許保有率
- 在宅医療・施設医療の割合
- 地域別医療体制の違い
【設問の要求】
- データから現状の課題を整理
- 社会的背景を踏まえた考察
- 医療としての今後の対応策を示す
【主に問われている力】
- 医療と社会制度を結びつける視点
- 問題の因果関係を整理する力
【2024年度の特徴まとめ】
➡ 高齢社会・地域医療というテーマを、現実的に捉えられているかが評価ポイントになっています。
【2023年度】
【出題形式】
統計資料を用いた論述型小論文
【テーマ概要】
- 医療従事者における男女比
- 若者のインターネット利用と社会への影響
【設問の要求】
- データから問題点を抽出
- 背景要因を説明
- 自分なりの改善策を提示
【主に問われている力】
- 社会構造を俯瞰する力
- 多角的視点から考える姿勢
【2023年度の特徴まとめ】
➡ 医療そのものだけでなく、医療を取り巻く社会環境への理解が問われています。
【全年度を整理したまとめ】
- 2025年度:生活習慣病・少子化など、健康と人口構造
- 2024年度:高齢社会・地域医療体制
- 2023年度:医療と社会構造・情報環境
➡ 一貫して「社会課題 × 医療」という軸で出題されていることが分かります。
面接・小論文から見える「東北医科薬科大学が求める医学生像」
資料全体を通して見えてくるのは、以下のような人物像です。
- 地域医療に関心を持ち、現実的に考えられる人
- データや事実をもとに、冷静に社会問題を整理できる人
- 医師という職業を、社会的役割として捉えている人
- 「なぜ東北なのか」を、自分の言葉で説明できる人
単なる「優しい医師像」ではなく、社会、地域の中で機能する医師になれるかを重視している大学だといえます。
まとめー医学部専門予備校プラタナスの視点
ここまで整理してきた面接試験・小論文試験の内容を総合すると、東北医科薬科大学医学部一般選抜は、知識量や表面的な受け答えを評価する入試ではなく、医師という存在を社会の中でどのように捉えているか、その理解の深さと一貫性を確認する入試であることが見えてきます。
小論文では、統計データやグラフを通して、日本社会や医療が直面している課題を正しく読み取り、その背景や要因を自分なりに整理できているかが問われています。
一方で面接では、その思考が一時的な受験対策ではなく、本人の価値観として定着しているか、質問の切り口が変わっても筋の通った説明ができるかが確認されています。
両者は独立した試験ではなく、同じ評価軸を異なる形で確かめていると捉えるのが自然でしょう。
また、「なぜ東北なのか」「地域医療をどう考えるか」といった問いが繰り返し登場している点からも分かるように、この大学の入試では抽象的な理想論よりも、社会構造や地域の現実を踏まえた上で、自分はどのように関わろうとしているのかを具体的に語れるかが重視されています。
小論文で扱われるテーマと面接で問われる内容が重なっているのは偶然ではなく、受験生の思考が一貫しているかを多面的に確認するための設計だと考えられます。
こうした入試において差がつくのは、想定問答を暗記しているかどうかではありません。社会問題や医療課題を自分なりに整理し、そこから導いた考えを、場面が変わってもぶれずに説明できるかどうかが、そのまま評価に結びつきやすい構造になっています。
プラタナスでは、この点を重視し、面接と小論文を切り離して対策するのではなく、医療・社会・地域というテーマを軸に思考を整理し、それを言語化する指導を行っています。
東北医科薬科大学の入試は、準備の方向性を誤らなければ、学力以外の部分で着実に評価を積み上げられる入試でもあります。だからこそ、早い段階から情報を正確に整理し、自分の考えを構造的にまとめていくことが、合格に向けた最も堅実な戦略になると言えるでしょう。
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