面接/小論文
2026年2月8日

私立医学部専門予備校プラタナスの小論面接分析
私立医学部入試において、学力試験と同等、あるいはそれ以上に合否へ影響するのが「面接」と「小論文」です。
金沢医科大学医学部では、グループ討論形式の面接と、資料読解・要約・応用を求める小論文が長年にわたり実施されており、出題傾向にも一定の一貫性が見られます。
本記事では、金沢医科大学医学部の以下のような事項をを、医学部専門予備校プラタナスの視点で整理します。
- 面接試験の全体像
- 小論文の年度別出題整理
- そこから読み取れる「大学が求める医学生像」
※その他の大学の小論/面接についてのまとめ記事は【私立医学部受験】面接・小論文対策の全体像と大学別分析まとめをご参照ください。
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金沢医科大学 医学部の面接試験の全体像
■ 面接形式・人数・時間
資料から確認できる金沢医科大学医学部の面接は、グループ討論形式です。
- 形式:グループ面接(グループ討論)
- 面接官:3名
- 受験生:3〜5名程度
- 所要時間:約20分(課題文読解時間を除く)

討論前に課題文を一定時間読解し、自分の意見を整理する時間が設けられています。その後、面接室へ移動し、受験番号順に約2分間ずつ自分の意見を述べた後、自由討論へ移行します。
重要なのは、資料内でも明確に「ディベートではなく、意見交換・ディスカッションである」と示されている点です。
■ 面接の雰囲気(イメージ)
体験記・試験情報から読み取れる雰囲気は、以下の通りです。
- 面接官は基本的に進行を見守る立場
- 受験生同士の意見のやり取りを重視
- 勝ち負け・結論の正解は求められていない
- 他者の意見を聞く姿勢、応答の仕方が重視される
また、
- メモは取れる場合と取れない場合がある
- 紙・筆記具は用意されているが、積極的に使う必要はない
- スマートフォンは待機中も使用不可
といった試験環境の特徴も確認できます。
■ 面接で問われる主なテーマ分類
過去に出題された討論テーマ・課題文から、以下のような分類が可能です。
- 医療倫理・生命倫理
- がん告知の是非
- 安楽死・ホスピス
- ターミナルケア
- 医療と社会
- 医師不足
- 格差社会
- 社会保障制度
- 患者との関係性
- 医師と患者の対話
- インフォームド・コンセント
- 高齢社会・認知症
- 高齢者ケア
- 認知症への対応
- 医療者像
- 医師に求められる姿勢
- 医療者としての責任
いずれも、医学的知識そのものよりも、考え方・姿勢・対話力が問われるテーマである点が特徴です。
金沢医科大学 医学部 小論文の出題テーマ【年度別整理】
【2025年度】
【出題形式】
- 文章読解型小論文(前期・60分)
- 行動経済学(ナッジ)を扱った文章の読解
【テーマ概要】
1日目・2日目ともに、
医療現場における「ナッジ(行動を促す仕組み)」を軸とした文章を読み、
- 要約
- 概念理解
- 別の状況への応用
を求める構成でした。
【設問の要求】
- 文章内容を200字以内で正確に要約
- 提示された図や事例を用いて、医療現場での説明方法を論述
【主に問われている力】
- 論理的読解力
- 要点把握力
- 概念を他事例へ転用する力
- 患者視点での説明力
【2025年度の特徴まとめ】
2日間とも、「理解した内容を使って説明する」形式で統一されており、単なる感想文ではなく、構造理解型の小論文です。
【2024年度】
【出題形式】
- 資料読解+グラフ分析型小論文
【テーマ概要】
- 出生数減少
- 社会保障
- 高齢化社会
といった社会構造と医療の関係を扱うテーマが中心でした。
【設問の要求】
- 文章の要約
- グラフを用いた現状分析
- 現代社会への示唆を論述
【主に問われている力】
- データ読解力
- 文章と資料を結びつける力
- 社会問題を医療と関連づけて考える力
【2024年度の特徴まとめ】
文章・グラフ・設問が密接に連動しており、「設問に正確に対応する力」が特に重要な年度でした。
【2023年度】
【出題形式】
- 社会問題読解型小論文
【テーマ概要】
- 高校生ヤングケアラー
- 子ども介護者の現状
【設問の要求】
- 課題文の要約
- グラフから課題を読み取り、必要な支援を論述
【主に問われている力】
- 社会課題への理解
- 医療・福祉的視点
- 支援の在り方を考える力
【2023年度の特徴まとめ】
医療を「治療」だけでなく、社会全体で支えるものとして捉えられているかが問われる内容でした。
【全年度を整理したまとめ】
- 2025年度:概念理解+応用(行動経済学)
- 2024年度:資料読解+社会構造分析
- 2023年度:社会課題と医療福祉の接続
共通して言えるのは、知識量ではなく、読解・整理・説明の力が一貫して問われている点です。
面接・小論文から見える「金沢医科大学が求める医学生像」
資料全体から浮かび上がる人物像は、次のように整理できます。
- 他者の意見を尊重しながら考えを述べられる人
- 患者・社会を多面的に捉えられる人
- 知識を「使って説明できる」人
- 医療を社会の中で考えられる人
つまり、「知っている医学生」ではなく、「考え、対話できる医学生」を求めていると読み取れます。
まとめ ― 医学部専門予備校プラタナスの視点
金沢医科大学医学部の面接・小論文を資料ベースで整理すると、はっきりと見えてくるのは、「医学的知識の多寡」ではなく、「考え方の質」と「他者との関わり方」を重視する入試である、という点です。
面接では、正解を言えるか、強い主張ができるかといった点は本質ではなく、他者の意見を受け止め、自分の考えを整理し、言葉として伝えられるかが見られています。
これは、将来医師として患者・家族・医療スタッフと関わる姿を、そのまま入試に落とし込んだ形式だと言えるでしょう。
また、小論文においても、
- 医療倫理
- 社会構造
- 行動経済学
- 高齢社会や福祉
といったテーマが繰り返し扱われていますが、共通しているのは、「知っているか」ではなく「理解し、使えるか」を問う設問構成です。
文章を正確に読み取り、要点を整理し、その理解をもとに別の状況を説明する。この力は、一夜漬けで身につくものではありません。
特に、生物選択で私立医学部を目指す受験生にとっては、学力対策に意識が向きやすい一方で、面接・小論文対策が後回しになりやすいという現実があります。
しかし、面接と小論文を重視する大学では、この差がそのまま合否の差につながる可能性があります。
医学部専門予備校プラタナスでは、
- 医学部入試で求められる文章読解の型
- 小論文における「要約→構造把握→応用」の思考プロセス
- グループ討論を想定した意見整理・発言トレーニング
といった指導を通じて、金沢医科大学医学部の入試で求められる力を、段階的に身につける指導を行っています。
金沢医科大学医学部の面接・小論文対策とは、
単なるテクニック対策ではなく、「医師になる前段階としての思考力・対話力を育てること」そのものです。
だからこそ、「直前期に何とかする」のではなく、できるだけ早い段階から、学力と並行して対策を始めることが重要になります。
金沢医科大学医学部を本気で目指す方は、ぜひ一度、面接・小論文も含めた総合的な受験設計という視点で、自分の準備状況を見直してみてください。
プラタナスは、その設計段階から、合格までを見据えたサポートを行っています。
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