面接/小論文
2026年2月10日

私立医学部入試において、面接と小論文は「合否を分ける決定打」になりやすい選考要素です。
とくに学力試験で大きな差がつきにくい大学ほど、面接・小論文を通して「どのような医学生になり得るか」を慎重に見極めようとする傾向があります。
聖マリアンナ医科大学 医学部においては、一見すると標準的な個人面接・小論文試験に見えますが、実際の出題内容や質問傾向を丁寧に見ていくと、知識量や暗記では測れない思考の姿勢・価値観・人間性が強く問われていることが分かります。
本記事では、公開されている資料・受験体験記をもとに、聖マリアンナ医科大学 医学部の面接・小論文の特徴を構造的に整理し、以下のような事項を医学部専門予備校プラタナスの視点で解説します。
- 面接ではどのようなテーマが、なぜ問われているのか
- 小論文では年度ごとに何が求められてきたのか
- そこからどのような医学生像が浮かび上がるのか
これから受験を控える高校生・浪人生の方、また保護者の方にとって、「何を準備すべきか」「どこで差がつくのか」を考えるための指針となれば幸いです。
※その他の大学の小論/面接についてのまとめ記事は【私立医学部受験】面接・小論文対策の全体像と大学別分析まとめをご参照ください。
【2026年度 医学部後期対策】生物直前対策講座はこちらをクリック。
【2027年医学部受験生対象】スタートダッシュ講座はこちらをクリック。
聖マリアンナ医科大学 医学部の面接試験の全体像
■ 面接形式・人数・時間
聖マリアンナ医科大学 医学部(一般選抜・前期)の面接試験は、個人面接形式で実施されています。
- 形式:個人面接
- 面接官人数:3名
- 受験生人数:1名
- 所要時間:約10〜15分程度
-1-1024x724.jpg)
医学部入試としては標準的な形式ですが、短時間の中で多角的に人物像を確認される点が特徴と言えます。
■ 面接の雰囲気
受験者へのヒアリングによると「全体としては穏やかだが、内容は決して浅くない」という印象が一貫して見られます。
- 威圧的・圧迫的というよりは、落ち着いた雰囲気
- ただし、回答に対する追加質問・深掘りは比較的多い
- 笑顔で進行する一方、論理の甘さや準備不足は自然に露呈しやすい
単なる受け答えの上手さよりも、その場での思考の一貫性や誠実さが見られている印象です。
面接で問われる主なテーマ分類
資料から確認できる質問内容を整理すると、聖マリアンナ医科大学の面接では、以下のようなテーマが繰り返し問われています。
● 医師志望理由・大学志望理由
なぜ医師を目指すのか、なぜこの大学なのかは、ほぼ確実に問われる基本テーマです。
- 表面的になりやすい注意点
- 「人の役に立ちたい」「医療に貢献したい」だけで終わる回答
- 見られていそうなポイント
- 経験と動機がどの程度結びついているか
- 他大学でも通用する理由になっていないか
特に大学志望理由については、大学の理念・教育方針をどう解釈しているかが間接的に確認されている印象です。
● 医師像・医療観・倫理観
「理想の医師像」「医師に必要な資質」「医療ミスや倫理にどう向き合うか」など、価値観を問う質問も多く見られます。
- 注意点
- 正解を探しにいく姿勢になりやすい
- 見られていそうなポイント
- 極端な理想論に偏っていないか
- 自分なりに葛藤を理解しているか
医学的知識よりも、人としてどう考えるかが問われているテーマです。
● 高校生活・浪人生活・個人経験
高校時代に頑張ったこと、部活動、浪人生活の過ごし方など、これまでの歩みをどう捉えているかも重要なテーマです。
- 表面的になりやすい注意点
- 実績の羅列で終わってしまう
- 見られていそうなポイント
- 失敗や停滞をどう振り返っているか
- 学びとして言語化できているか
行動の結果よりも、自己理解の深さが重視されている印象があります。
● 医療制度・社会問題・時事問題
受験生へのヒアリングからは、地域医療、医師不足、医療制度、感染症や社会的医療課題といったテーマも確認できます。
- 注意点
- ニュースの要約だけで終わる回答
- 見られていそうなポイント
- 医療と社会の関係をどう捉えているか
- 一面的な善悪判断に陥っていないか
考える姿勢そのものが評価対象になっていると考えられます。
● 自己理解・人間性
自己PR、長所・短所、人間関係に関する質問なども頻出です。
- 注意点
- 模範解答に寄せすぎること
- 見られていそうなポイント
- 自分を過不足なく把握しているか
- 他者との関係性をどう語るか
「一緒に医療現場で学べる人物か」という視点で見られている印象です。
聖マリアンナ医科大学 医学部 小論文の出題テーマ【年度別整理】
【2025年度】
【出題形式】
補足資料なしの短文テーマ型小論文(60分)
【テーマ概要】
1日目:すべての国民が最良の医療を受けるために必要なこと
2日目:高齢ドライバー事故という社会問題への対応策
【設問の要求】
- 自分の考えを800〜1000字で論述
- 医療・社会の両面から整理することが求められる
【主に問われている力】
- 社会課題を医療と結びつけて考える力
- 抽象論に逃げず、構造的に整理する力
【2025年度の特徴まとめ】
補足資料がない分、自分の思考の持久力と論理展開力が強く問われる年度でした。
【2024年度】
【出題形式】
資料読解型小論文(60分)
【テーマ概要】
- コロナ禍前後の労働生産性
- 日本の医療制度の現状と今後のあるべき姿
【設問の要求】
- 資料を正確に読み取る
- 背景要因を整理した上で自分の考えを述べる
【主に問われている力】
- データ理解力
- 客観情報と主観意見を切り分ける力
【2024年度の特徴まとめ】
資料処理能力と論理性がより明確に問われた年度です。
【2023年度】
【出題形式】
資料付き小論文(60分)
【テーマ概要】
- 若年層の自殺問題
- 臓器提供と移植医療
【設問の要求】
- 社会的背景の理解
- 医療倫理を踏まえた意見表明
【主に問われている力】
- 命・倫理に向き合う姿勢
- 感情論に流されない冷静さ
【2023年度の特徴まとめ】
医療者としての倫理的思考の基礎が強く意識された出題でした。
【全年度を整理したまとめ】
- 共通点
- 医療を社会の中で捉える視点が一貫して求められている
- 正解のない問題に対する思考過程が重視されている
- 年度ごとの変化
- 資料あり/なしの形式変化はあるが、問われる本質は大きく変わらない
- 一貫して見られる軸
- 医療を「人」「社会」「制度」の中で考える姿勢
面接・小論文から見える「聖マリアンナ医科大学が求める医学生像」
資料全体を通して見ると、この大学が重視しているのは、知識量の多さよりも、自分の言葉で考え、説明できる力や、他者や社会との関係性を意識できる姿勢といった点であると考えられます。
強い主張を持つ人というより、誠実に考え続けられる人が重視されている印象です。
まとめ|医学部専門予備校プラタナスの視点
聖マリアンナ医科大学の面接・小論文が難しい理由は、知識対策だけでは太刀打ちできない点にあります。
特に受験生に多いのが、理解したつもりで言語化できていない、医学的視点に寄りすぎて社会的視点が弱くなるといった落とし穴です。
プラタナスでは、
- 面接・小論文を「知識科目」として扱わない
- 思考の整理と言語化を重視した指導
- 出題意図を踏まえた個別フィードバック
といった形で、人物評価型入試への対応を行っています。
面接や小論文に不安を感じている方は、一人で抱え込まず、ぜひ一度ご相談ください。「どう考えればいいのか分からない」段階からの相談も歓迎しています。
医学部専門予備校プラタナスへのお問い合わせ
その他入塾やご質問事項に関しては「お問い合わせ」または「LINE無料相談」からお気軽にご連絡ください。面談はリモートでも受け付けております。
無料LINE相談
随時受付中
無料
体験・相談
お申し込み

アクセス
