アクセス

随時受付中

無料体験・相談

お申し込みはこちら

アクセス

03-3868-3006

営業時間
8:30〜21:30(平日・土曜日)
10:00~19:00(日曜)
定休日
日曜

【2025年入試分析】帝京大学医学部(2日目生物)出題内容と今年度入試トレンド分析

解答速報/入試分析

2025年1月24日

帝京大学の2日目,お疲れ様でした。

生物は,1日目より解きにくいと思いますが,大問1と大問2で点数がどれだけ稼げたかが鍵になります。細胞周期のグラフ問題は頻出であるので,解けなかった受験生は類題を解いておくことをお勧めします。

また,横軸が「細胞当たりのDNA量」なのか,「染色体当たりのDNA量」なのかで計算の仕方が変わってくるので,注意しておきましょう。

今回は,一般的な「細胞当たりのDNA量」でしたので,安心してください。縦軸と横軸をしっかりと確認するという癖をつけておきましょう。「小腸におけるグルコース輸送」に関しても頻出問題です。類題で確認しておきたいところ。

明日の予想は一番最後に書いたのでご覧ください。

出題内容

1.細胞周期

→体細胞分裂,減数分裂,細胞分裂しないやつ選べ(赤血球),チミジンの計算問題

微小管の阻害剤を入れたら細胞分裂止まる理由。

2.小問集合

→小腸の図,SGLT,GLUT,ナトリウムポンプ,オペロン説,神経の伝達

3.バイオテクノロジー

→クリスパーCas9,RNAポリメラーゼ

■物質輸送

・小腸上皮細胞におけるグルコースの輸送

→受動輸送と能動輸送が組み合わさってグルコースが輸送される。

頂頭部(吸収を行う側)→SGLT

Na+に依存したグルコースの共役輸送を行う輸送体が存在し,細胞内にグルコースを能動輸送する。これによって細胞内のグルコース濃度が高くなる。

側部・基底部(側底部)

グルコースの受動輸送を行う輸送体が存在し,グルコースを細胞外へ輸送する。→GLUT

また,ナトリウムポンプによって細胞内のNa+濃度は低く保たれる。

■細胞周期

G1期(DNA合成準備期)→S期(DNA合成期)→G2期(分裂準備期)→M期(分裂期)

のサイクルで回っている。

基本的に同調分裂していない場合は,細胞数と各時期にかかる時間は比例する。

・縦軸が細胞数で横軸がDNA量(相対値)のグラフのポイント

→DNA量が2の細胞数はG1期の細胞数を表す

→DNA量が4の細胞数はG2期とM期の細胞数の合計を表す

→DNA量が2~4の細胞数はS期の細胞数を表す。ただし計算においては細胞周期全体にかかる時間から,G1,G2,M期にかかる時間を引いて求めることが多い。

■遺伝子

CRISPR-Cas9(ガイドRNAとCas9というヌクレアーゼ)はDNAの二本鎖を切断し,その部位に特異的なヌクレアーゼを利用するゲノム編集である。

ガイドRNAは標的とするDNA配列を特異的に認識して結合しCas9を導き,そのCas9がDNAの二本鎖を切断する。

細胞には切断されたDNAを修復する機構があるが,修復エラーを起こすことがあり,それを利用して遺伝子を改変する。基本的にはノックアウトのために使われることが多いが,新しい配列を組み込むノックインすることもできる。

帝京大学(3日目)に向けて

2日目には,全く「体内環境」が出題されませんでした。全体的に「遺伝子・バイオテクノロジー」の範囲だったので,明日の予想としては,「体内環境」「進化・系統」「生殖・発生」当たりの単元を復習しておくと,良いことがあるかもしません。遺伝も復習しておきましょう。

入試直前講習のお知らせ

プラタナスでは今年の私立医学部受験生に対して入試直前講習を行なっております。

参加費は無料!定員は15名です。詳しくはこちら

医学部専門予備校プラタナスへのお問い合わせ

その他入塾やご質問事項に関しては。「お問い合わせ」または「LINE無料相談」からお気軽にご連絡ください。

面談はリモートでも受け付けております。

ブログ一覧

無料LINE相談

随時受付中

無料
体験・相談

お申し込み