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【2025年入試分析】獨協医科大学(2日目生物)出題内容と今年度入試トレンド分析

解答速報/入試分析

2025年1月29日

私立医学部専門予備校のプラタナスです。

獨協医科2日目

試験の結果も出始めてきており,結果がでないときは苦しい気持ちになりますが、勉強することでしか合格の可能性は広げられません。日々試験でできなかったところを復習し,明日の試験に向けて挑んでいきましょう。合格の吉報を勝ち取るまで,ひたすら続けていくことで光が見えます。獨協医科2日目で特徴的だった「呼吸商の実験」,「自家不和合性」,「物質生産」についてまとめます。

呼吸(呼吸商の実験)

呼吸商(RQ)は放出される二酸化炭素量÷吸収される酸素量

で求められる。

それぞれの呼吸基質の呼吸商の値は決まっており,

炭水化物は1.0,タンパク質は0.8,脂肪は約0.7となっている。

呼吸商の測定実験ではフラスコ内(フラスコAとフラスコBとする)に発芽種子を入れ,フラスコAにKOH(水酸化カルシウム),フラスコBにKOHと同体積の水を入れて,フラスコ内の体積の増減から呼吸商を測定する。

このとき,KOHは二酸化炭素吸収剤として作用しており,フラスコAは吸収された酸素の量。フラスコBは吸収された酸素の量と排出した二酸化炭素の量の差を表す。

RQを求めるときは(フラスコAの体積の減少量-フラスコBの体積の減少量)÷(フラスコAの体積の減少量)で求められる。

この結果からコムギは炭水化物,ダイズはタンパク質,トウゴマは脂肪を呼吸基質として利用していることが分かる。

他には草食動物であるウシは0.96,雑食であるヒトは0.89,肉食であるネコは0.74くらいになる。

自家不和合性

植物には他の個体と交配をするために,自家受精を避けるしくみをもつものがある。

自身の花粉と受粉しても受精に至らないしくみがあり,これを自家不和合性という。

例えばナス科,バラ科の植物では,花粉がS1型(雄性因子),花柱がS2型とS3型の場合(S2S3は雌性因子),花粉管が伸長し受精可能となり,S1S2型の受精卵か,S1S3型の受精卵を作ることが可能である。一方,花粉がS3型(雄性因子),花柱がS2型とS3型の場合(S2S3は雌性因子),花粉管が伸長できないため,受精は不可能となる。

またアブラナ科の場合はしくみはやや異なるため,問題文を読み取ることが大事である。

遺伝の問題を絡めて出題されることが多い。

物質生産

①純生産量=総生産量-呼吸量

(純生産量=成長量+被食量+枯死量)

②摂食量=被食量

③同化量=摂食量-不消化排出量

④生産量=同化量-呼吸量

(生産量=成長量+被食量+死滅量)

以上の式がなかなか覚えられない受験生もいると思います。

①は植物の式,②は植物と動物をつなぐ式,③と④は動物の式と考えてみましょう。

また純生産量と生産量はイメージ的にはほぼ同じで,植物の総生産量は動物の同化量と同じと考えると,覚えることが少なくて済みます。

特徴としては③で「不消化排出量」は動物にしかありません。①と④は式的にはほぼ同義です。

・純生産量が大きい生態系

単位面積当たりの純生産量が大きい生態系は,海洋ではサンゴ礁や藻類の茂み,陸上では亜熱帯多雨林などがある。生物の種数や生物量が大きい。

・森林の純生産量の割合

地球表面の15%を占める森林の純生産量は,地球全体の50%にもなる。また低緯度(赤道付近)の森林ほど,単位面積あたりの純生産量は大きい。これは気候が光合成に適するためである。ちなみに海洋の物質生産は高緯度地域でも大きいところもある。

・森林の純生産量の比較

熱帯多雨林と照葉樹林を比較してみる。

熱帯多雨林は1年を通して光合成が盛んに行われるため,総生産量は大きい。

しかし呼吸量も大きいので,純生産量は比較的小さい。一方,照葉樹林は呼吸量が比較的小さいため,純生産量の割合が大きい。

・エネルギー効率

生産者のエネルギー効率=総生産量÷太陽の入射エネルギー量×100

消費者のエネルギー効率=その栄養段階の同化量÷前の段階の同化量(または総生産量)×100

で求めることができる。

一般的に生産者のエネルギー効率は低く,栄養段階が高次の消費者になるほどエネルギー効率は上がる。

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