解答速報/入試分析
2026年1月11日

生物選択者に特化した私立医学部専門予備校のプラタナスです。
本校では2026年度の愛知医科大学生物入試問題の出題予想と、その対策について解説したいと思います。
先日【私立医学部生物】2026年入試予想|市原vs橋本が読む最新トレンドを公開しましたが、今回は個別の大学別の予測となっています。
前回の記事でも、私立医学部生物は「理解の深さ」で差がつく、というキーワードが出てきましたが、これを念頭に読み進めていただけると幸いです。
※youtubeチャンネルもぜひご確認ください。
※大学別の生物予想問題は「【2026年度私立医学部入試】 生物入試分析と出題予想(大学別一覧)」から確認できます。
※大学別の小論文/面接のまとめは「【私立医学部受験】面接・小論文対策の全体像と大学別分析まとめ」から確認できます。
| 出題範囲 | Ⅰ | Ⅱ | Ⅲ |
| 2025年 | 細胞 バイオテクノロジー | 生殖・発生 植物の環境応答 | 動物の環境応答 |
| 2024年 | 進化・系統分類 | 動物の環境応答 | バイオテクノロジー |
| 2023年 | 生態 | バイオテクノロジー | 代謝 体内環境 |
| 2022年 | 進化・系統分類 | 体内環境 | バイオテクノロジー |
| 2021年 | 動物の環境応答 | バイオテクノロジー | 植物の環境応答 |
愛知医科大学の生物は「対策の有無」が得点差になる
私立医学部入試において、生物はしばしば「暗記科目」と誤解されがちです。しかし、愛知医科大学医学部の生物に関して言えば、その認識は明確に誤りです。
愛知医科大学の生物は、単に知識を覚えているかどうかではなく、
「理解した内容を、条件に応じて使えるか」
「図や文章で説明できるか」
という点を重視して作られています。
実際に、2021年度から2025年度までの過去問を分野別・形式別に分析すると、出題分野には一定の周期性と偏りがあり、出題形式についても大学側の明確な意図が読み取れます。
本記事では、
- 2021〜2025年の出題実績(分野・形式)
- 問題構成から読み取れる出題思想
- それらを踏まえた2026年度入試の生物予想
を、丁寧に解説していきます。
過去5年から読み解く愛知医科大学生物の本質
出題分野は「全範囲」だが、軸ははっきりしている
愛知医科大学の生物は、教科書範囲全体から出題されます。しかし、過去5年分の出題分野を冷静に並べてみると、「毎年必ず問われる分野」と「周期的に回る分野」が明確に分かれています。
2021年度から2025年度までを通して、バイオテクノロジー分野は5年連続で出題されています。これは偶然ではなく、大学側がこの分野を「医学部志望者に必須の基礎力」と位置づけていることを意味します。
バイオテクノロジーでは、遺伝子を扱う技術そのものの名称を問う問題よりも、実験操作の意味、結果の解釈、条件が変わったときの影響といった、考察を伴う設問が中心です。
一方で、動物の環境応答や植物の環境応答といった分野も、複数年にわたって繰り返し出題されています。特に神経・ホルモン・自律神経・刺激と反応といった内容は、記述問題や描図問題と結びつけて問われやすい傾向があります。
つまり、愛知医科大学の生物は、「バイオテクノロジーを中心に、環境応答・体内環境を絡める構造」で設計されていると考えるのが妥当です。
出題形式が示す「大学が見たい力」
提示されている分析コメントにもある通り、愛知医科大学の生物では、
- 選択式
- 記述式
- 描図問題
- 計算問題
が毎年のように組み合わされています。ここで重要なのは、どれか一つができればよい試験ではないという点です。
たとえば、用語を正確に覚えていても、実験結果を文章で説明できなければ点にならない。計算ができても、その意味を生物学的に説明できなければ評価されない。
愛知医科大学は、生物を通して、「医学を学ぶために必要な思考の型」を見ています。
2026年度入試 生物の出題予想
ここからは、2021〜2025年の実績を踏まえた2026年度入試の予想です。あくまで予想ですが、根拠のない憶測ではなく、出題頻度・ローテーション・形式の変化に基づいて整理します。
2026年度もバイオテクノロジーは「最重要分野」
まず断言できるのは、2026年度もバイオテクノロジーは出題される可能性が極めて高いという点です。5年連続出題されている分野が、突然外れる合理的理由はありません。
2026年度に想定されるのは、
- 遺伝子発現の調節機構
- 実験操作の意図を説明させる記述
- 実験結果から仮説を検証する考察問題
といった、「読ませて書かせる」問題です。特に近年は、短文記述よりも理由説明型・因果関係説明型の記述が増加しているため、2026年度も文章量の多い記述問題が含まれる可能性は高いと考えられます。
環境応答分野は「描図+記述」での出題に注意
2025年度では、動物の反応と行動、植物の環境応答が大問として出題されました。この流れから考えると、2026年度も環境応答分野は要注意です。
特に想定されるのは、
- 神経系とホルモン調節を絡めた問題
- 自律神経や内分泌の役割を説明させる記述
- 模式図を完成させる描図問題
愛知医科大学が描図問題を出す理由は明確です。構造と機能の関係を理解しているかを、最も端的に確認できるからです。
計算問題は「重くないが、落とせない」
過去5年を見ても、愛知医科大学の生物計算は、極端に難解な数式処理を要求するものではありません。しかし一方で、条件整理を誤ると確実に失点する問題です。
2026年度においても、
- 割合
- 比
- 増減
- 単位変換
といった、生物計算の典型パターンが、実験考察の一部として出題される可能性が高いと考えられます。
記述量は引き続き多いと予想される
2025年度は、2024年度と比べて記述問題が明確に増加しました。この傾向は一過性ではなく、今後も継続する可能性が高いと考えられます。
理由は単純で、記述問題は「その場しのぎの暗記」を排除し、大学側が求める受験生像を最も反映しやすい形式だからです。2026年度も、短文ではなく、理由・過程を説明させる記述が中心になると予想されます。
ゆえに出題予想としては
■半保存的複製の証明、バイオテクノロジーを絡める可能性あり
→第n世代での比率はどうなっているか、保存的複製と分散的複製の説明があり、それぞれの場合の予想比率など。また遺伝子の研究で、グリフィスの実験、エイブリーの実験、ハーシーチェイスの実験などの概要を選ばせる問題や、ワトソンとクリックによる二重らせん構造の提唱についても確認しましょう。DNAの長さの計算を絡めて出題しやすいです。
■自律神経・ホルモン・免疫
チロキシンの代謝を調べる実験や、糖尿病の仕組みを絡めての実験、脳死と植物状態の違い、あとは免疫も出る可能性が高いです。免疫は獲得免疫の話をベースに、抗体の多様性、移植実験、抗体が抗原と結合できる最大の種類数など、計算問題・実験問題と絡めて出題される可能性があります。
■酵素のグラフの読み取り・呼吸
呼吸での電子伝達系の詳細の仕組み、酸素がない場合、薬剤を投与し水素イオンが自由に行き来できる場合のATPの産生について、パスツール効果、呼吸の計算問題など多岐にわたり絡めて出題される可能性があります。
特に免疫の部分は最近出題されておらず、新課程でも生物基礎の教科書の免疫の内容が厚くなりました。新課程入試になり出題が増えると予想されます。
愛知医科大学生物で差がつく受験生の特徴
愛知医科大学の生物で高得点を取る受験生には、いくつか共通点があります。それは、
- 用語を「定義ごと」理解している
- 図を見て、文章に変換できる
- 条件が変わったときに、考え直せる
- 記述答案を第三者に読まれる前提で書ける
という点です。
逆に言えば、暗記中心の学習、選択問題のみの演習、自己採点だけで完結する勉強では、愛知医科大学の生物には対応しきれません。
まとめ―2026年度、愛知医科大学生物で合格点を取るために
2026年度の愛知医科大学医学部生物は、これまでと同様、理解力・処理力・表現力を総合的に問う試験になると予想されます。
暗記だけでは足りない。しかし、難問奇問でもない。だからこそ、正しい方向で対策をした受験生が、確実に差をつけられる科目です。
プラタナスでは、愛知医科大学を本気で目指す受験生のために、分析に基づいた生物指導を行っています。
2026年度入試に向けて、生物を「不安な科目」のままにしないために、ぜひ一度ご相談ください。
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