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【2026年度医学部入試予想】日本医科大学|生物入試問題の出題予想と対策

解答速報/入試分析

2026年1月22日

生物選択者に特化した私立医学部専門予備校のプラタナスです。

日本医科大学医学部の生物は、「知識の精度」と「簡潔な論述」が勝負です。

本記事では、過去の出題傾向分析をもとに、2026年度入試で狙われやすい分野・具体的な対策・高得点を取る受験生の特徴までを解説します。

先日公開した【私立医学部生物】2026年入試予想|市原vs橋本が読む最新トレンドと合わせて確認してみてください。

youtubeチャンネルもぜひご確認ください。
※大学別の生物予想問題は「【2026年度私立医学部入試】 生物入試分析と出題予想(大学別一覧)」から確認できます。
※大学別の小論文/面接のまとめは「【私立医学部受験】面接・小論文対策の全体像と大学別分析まとめ」から確認できます。

出題内容一覧(2019〜2025年度)

年度番号項目内容
2025  [1]進化・系統、個体群生物の進化、ハーディ・ワインベルグの法則、動物の個体群
[2]動物の反応、生殖・発生骨格筋の収縮、反射、中胚葉の分化、興奮の伝導と伝達の詳細
[3]遺伝情報性決定に関する実験問題
2024  [1]総合細胞・生物の進化、動物の系統分類、細胞接着、呼吸と発酵
[2]動物の反応、植物の反応眼の構造と機能、脊椎動物の中枢神経系、オーキシンの作用
[3]生殖・発生、遺伝情報色素胞の分化の実験問題
2023  [1]生殖・発生配偶子形成、初期発生、ウニの受精、中胚葉誘導、誘導の連鎖
[2]体内環境ホルモン、自律神経、糖尿病
[3]細胞・代謝小胞体の形成とはたらきに関する実験問題
2022  [1]総合胃の組織の分化に関する実験、ホルモンと消化酵素、窒素代謝
[2]細胞、動物の反応小胞による輸送、興奮の伝達、ナトリウムポンプ
[3]遺伝情報EPO遺伝子の発現に関する実験問題
2021  [1]総合拒絶反応、核移植、分化、神経細胞の構造、遺伝子発現
[2]体内環境、生殖・発生体液、血液型、伴性遺伝
[3]遺伝情報アカミミガメの性決定に関する実験
2020  [1]総合酸素解離曲線、呼吸、循環系、胆汁、酸素濃度と生物界の変遷
[2]遺伝情報、生殖・発生DNAと遺伝情報の発現、母性遺伝
[3]細胞、遺伝情報動物の骨の形成に関する実験
2019  [1]総合細胞接着と細胞選別、生物の分類法
[2]体内環境ホルモン、自律神経、免疫
[3]生殖・発生、遺伝情報X染色体のDNAの分解に関する実験問題

はじめに —日本医科大学の生物は「知識の精度」と「簡潔な論述」

日本医科大学の生物は、知識をそのまま問うだけでなく、文章や実験結果の読み取りを踏まえて「なぜそう言えるか」を短く筋道立てて説明させる出題が目立ちます。

したがって、単元知識を暗記するだけでは伸びにくく、用語の定義を正確に押さえたうえで、根拠を添えてまとめる力を仕上げることが高得点の近道です。

また、年度によって大問数や構成は変わり得ますが、総合問題の中に複数分野が混ざる傾向が強く、分野をまたいで知識をつなぐ力が問われやすい点は共通します。

計算は頻出というほどではないものの、出る年は確実に差がつくため、典型計算(ハーディ・ワインベルグ、酸素解離曲線、遺伝の確率、循環・呼吸に関する数量処理など)は「手順を固定化」しておく必要があります。

結論として、以下の4点を軸に対策を組むのが最も効率的です。

①生物用語の精密さ

②論述の型

③実験考察の読解手順

④典型計算の手順化

過去の出題から読み解く日本医科大学生物の特徴

出題一覧を見ると、進化・系統(ハーディ・ワインベルグ、個体群)、動物の反応(興奮の伝導・伝達、筋収縮)、生殖・発生(誘導、初期発生、配偶子形成)、体内環境(ホルモン、自律神経、免疫・拒絶反応)といった王道分野が周期的に登場しています。

さらに、各年度に「実験」を軸にした設問が置かれやすく、性決定・色素胞分化・骨形成・EPO遺伝子発現など、題材自体は多様でも、問われ方は共通しています。

具体的には、

(1)実験条件の整理(対照区・操作変数・測定項目)

(2)結果の読み取り(グラフ・表・模式図)

(3)生物学的解釈(細胞・遺伝子・個体レベルの因果)

(4)次に行う検証の提案

といった流れで考察させる形が王道です。したがって、題材の新規性にビビらず、「問いの型」に沿って処理する練習が最重要になります。

また、2024年度のように「総合」扱いで、細胞接着、呼吸と発酵、酵素、進化・系統が一つの大問に混在する出題も見られます。

単元ごとの知識を縦割りで覚えるより、用語を“横につなげる”学習(例:細胞接着→組織形成→分化→発生、呼吸→酸素運搬→循環→酸素解離曲線)を意識すると、読解と論述が一気に楽になります。

日本医科大学医学部生物ー2026年度の出題予想ー

1 総合(体細胞分裂、細胞小器官、呼吸、細胞膜など)

2 免疫の総合問題(獲得免疫、抗体の多様性、移植実験、凝集反応)

3 発生と遺伝子(ショウジョウバエの母性遺伝、ビコイド、ナノス、分節遺伝子、ホメオティック遺伝子)

近年の傾向から、2026年度も「遺伝情報」「体内環境」「動物の反応」「生殖・発生」のいずれかを核にしつつ、総合問題として複数分野を絡める可能性が高いと考えられます。

特に、性決定や分化・発生に関する実験題材が複数年で繰り返し登場しているため、同系統の題材(温度依存の性決定、ホルモンと発生の関係、細胞間相互作用と誘導)を“別の設定”で出し直すパターンには警戒しておきたいところです。

また、進化・系統の大問が出た年は、計算(ハーディ・ワインベルグ)を絡めてくることが多く、文章中の条件から式を立てさせる形式が狙われやすいです。

さらに、体内環境では、ホルモンや自律神経の単純暗記ではなく、グラフや模式図で「フィードバックの方向」「負荷変化に対する応答」を説明させる問題が出題されやすいので、図と文章の往復で理解を固めると得点が安定します。

まとめると、2026年度は①実験考察+短い論述、②総合化(複数単元の融合)、③典型計算の差、の3点が勝負所になりやすいと予想されます。

日本医科大学医学部の具体的な対策(論述・実験・計算)

(1)生物用語を「定義」で覚える

用語は丸暗記ではなく、「何を指し、何と区別されるか」を一文で言える状態にします。例えば“遺伝子発現”なら「DNA情報が転写・翻訳を経て機能分子として現れる過程」と定義し、調節(転写因子、エピジェネティクスなど)とセットで整理します。用語の使い方が正確になると、論述の誤差が一気に減ります。

(2)論述は“型”で速く正確に

日本医科の論述は、長文で文学的に書く必要はなく、要点を落とさず簡潔にまとめることが評価されやすい形式です。おすすめは「結論→根拠→補足(条件・例)」の三段です。字数指定がなくても、この順で書くと冗長になりません。答案作成は、教科書本文の重要段落を80〜120字で要約する練習が最も効きます。

(3)実験考察はチェックリストで処理する

①目的(何を確かめたい実験か)/②操作変数と対照/③測定項目/④結果(増減・相関・閾値)/⑤因果の説明/⑥追加実験——この順でメモを作ってから解くと、題材が初見でも崩れにくいです。特に性決定や分化の実験は、条件の読み落としで失点しやすいので、図表の注記まで必ず拾います。

(4)計算は「手順固定+典型問題の反復」

ハーディ・ワインベルグは、p+q=1とp²+2pq+q²=1のどこを未知数にするかを即決できるように、パターン練習をします。

酸素解離曲線は、右方・左方移動の条件(CO2、pH、温度、2,3-BPGなど)を“理由つき”で整理し、グラフ読み取りに慣れます。計算は本番で迷う時間が最大の敵なので、問題集は「同型を10回」くらいの感覚で回すのが効率的です。

まとめ — 私立医学部専門予備校プラタナスの視点

学習は3段階に分けると無駄がありません。

第1段階(基礎固め):教科書+資料集で“用語の精度”を作る

まずは各単元の重要語を、定義とセットで暗記します。細胞・代謝は図(細胞小器官、代謝経路の全体像)を使い、体内環境はフィードバック回路を矢印で描けるようにします。発生は「時系列(いつ何が起きるか)」の整理が特に重要です。

第2段階(標準演習):典型問題で“型”を身につける

標準レベルの問題集で、論述の型と実験考察の手順を固定します。解説を読むだけで終わらせず、同じ設問を翌日にもう一度解いて、説明の言い回しを短く整える練習を入れると伸びが速いです。

第3段階(実戦演習):過去問で“時間配分と再現性”を作る

過去問は、解いた後が本番です。間違いを「知識不足」「読み落とし」「論述の型崩れ」「計算手順の迷い」のどれかに分類し、翌週に同タイプを解き直して再発を止めます。

日本医科は総合化が強いので、1問ごとに「どの単元知識を横につないだか」をメモしておくと、次年度の類題にも対応しやすくなります。

この流れで、知識の精度・論述の型・考察手順の3つを同時に鍛えると、年度差に左右されにくい得点力が作れます。

補足:設問の作り方(日本医科で狙われやすいパターン)

日本医科では、同じ題材でも「知識→読解→表現」の順に段階を踏ませる構成が多いです。例えば、最初に用語穴埋めや正誤判定で前提知識を確認し、その後に図表の読み取りで現象を把握させ、最後に短い論述で因果関係をまとめさせる、という流れです。

このとき、論述の採点は“キーワードの抜け”よりも“因果の向きの誤り”で大きく失点しやすいので、文章を書く前に「原因→結果」の矢印を一度下書きしてから答案化すると安定します。

また、複数分野の融合は「同じ生体現象を、異なるスケール(分子・細胞・個体)で説明させる」形で起こります。

例えば、ホルモンの作用を問う場合でも、受容体結合(分子)→標的細胞の応答(細胞)→個体の恒常性(個体)まで連結して説明させる設問が作りやすいです。日頃から“現象を3層で説明する”練習をしておくと、初見でも対応しやすくなります。

時間配分の考え方

解く順番は、基本的に「確実に取れる設問から回収→考察・論述に時間を残す」が鉄則です。具体的には、①用語・基本知識の設問を先に処理して得点を積み、②図表の読み取りは“問われている軸”だけを先に押さえ、③論述は最後にまとめて書く、という順が崩れにくいです。

論述は考えてから書くと時間が溶けるため、最初に箇条書きでキーワードを並べ、結論文を一文作ってから肉付けするとスピードと正確性が両立します。

頻出テーマの“つなぎ方”メモ(例)

進化・個体群:遺伝子頻度の変化(数式)→選択圧・遺伝的浮動→個体群サイズや隔離の影響

興奮と筋収縮:活動電位→シナプス(伝達物質)→筋小胞体からのCa²⁺放出→アクチン・ミオシンの滑り

発生と誘導:受精後の分割→原腸形成→誘導因子の勾配→細胞分化(転写調節)

体内環境:受容器→中枢→効果器→負のフィードバック→例外(正のフィードバック)

これらを“矢印で説明できる”状態にしておくと、総合問題の読み取りが速くなります。

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