解答速報/入試分析
2026年1月23日

生物選択者に特化した私立医学部専門予備校のプラタナスです。
北里大学医学部の生物は、「頻出分野の精度」と「実験考察」、という特徴があります。
本記事では、過去の出題傾向分析をもとに、2026年度入試で狙われやすい分野・具体的な対策・高得点を取る受験生の特徴までを解説します。
先日公開した【私立医学部生物】2026年入試予想|市原vs橋本が読む最新トレンドと合わせて確認してみてください。
※youtubeチャンネルもぜひご確認ください。
※大学別の生物予想問題は「【2026年度私立医学部入試】 生物入試分析と出題予想(大学別一覧)」から確認できます。
※大学別の小論文/面接のまとめは「【私立医学部受験】面接・小論文対策の全体像と大学別分析まとめ」から確認できます。
| 出題範囲(過去5年) | 大問1 | 大問2 | 大問3 |
| 2025年 | 体内環境:哺乳類の体温調節/止血機構について | 生殖・発生:被子植物の生殖および発生 | 生態:生態系の物質生産/バイオーム |
| 2024年 | 体内環境:ヒトや動物の消化・代謝を担う臓器(計算あり) | 体内環境:免疫と感染症(計算あり) | ― |
| 2023年 | 遺伝情報:DNAの詳細 | 進化・系統:生物の分類/細菌・古細菌 | 体内環境:ヒトやマウスの恒常性 |
| 2022年 | 体内環境:免疫 | 動物の反応:動物の感覚について | ― |
| 2021年 | 細胞:動物細胞の細胞周期の計算/細胞の構造 | 生殖・発生:脊椎動物の発生 | 進化・系統:人類進化の計算 |
はじめに―北里大学医学部の生物は「頻出分野の精度」と「実験考察」
北里大学医学部の生物は、出題範囲が「生物基礎・生物」と広く、知識問題だけでなく実験考察問題や計算問題まで含めて総合力を問う試験です。
年度によって大問数が2題または3題と変動し、近年では2025年度が3題構成でした。全問マークシート方式で、解答数は50個前後の年が多く、2025年度は57個とやや多めでした。
この「分量の多さ」と「選択肢を吟味させる作り」により、知識があっても時間配分を誤ると取りこぼしが増えやすい点が特徴です。
一方で、設問はただの丸暗記では解けないように組まれていることが多く、用語の定義や現象の因果関係を正確に理解している受験生ほど安定して得点できます。
たとえばホルモンであれば、名称だけでなく「どこから分泌され、何に作用し、受容体が細胞膜上なのか細胞内なのか」といった周辺知識まで整理しておくと、初見の問いでも選択肢を絞り込みやすくなります。
本稿では、過去5年の出題内容を整理しながら、北里大で得点を伸ばすために必要な学習の順序と、2026年度に向けた出題予想・対策を具体的にまとめます。
過去5年から読み解く北里大学医学部生物の本質
過去5年の出題を俯瞰すると、北里大の生物は「頻出分野を軸にしつつ、年度ごとに切り口を変える」タイプの試験だと分かります。まず目立つのは体内環境の比重です。
2024年度は大問2題がどちらも体内環境で、消化・代謝を担う臓器や免疫と感染症が中心でした。2025年度でも体内環境が大問1として出題され、体温調節や止血機構といった、医学部らしいテーマが扱われています。
体内環境は“覚える量が多い”単元ですが、北里大では単語の暗記だけではなく、調節の流れ(刺激→受容→情報伝達→応答→フィードバック)を理解しているかが問われやすいです。
次に、生殖・発生は2025年度に被子植物の生殖・発生が大問として出題されており、動物だけでなく植物も含めて油断できません。細胞分野は2021年度に細胞周期と細胞の構造が扱われ、計算も絡む形で差がつきやすい構成でした。
遺伝情報は2023年度にDNAが大問となっており、用語の意味、複製・転写・翻訳の基本、そして分子レベルの説明が求められる可能性があります。さらに、進化・系統や生態といった“理解の浅さが出やすい”分野も、北里大ではしっかり出題されています。
2023年度は生物の分類、細菌や古細菌が扱われ、2025年度は生態系の物質生産とバイオームが出題されました。暗記で逃げ切りにくいテーマを選び、資料の読み取りや計算を混ぜて処理力を確認する、というのが北里大の出題設計だといえます。
出題形式の面では、全問マークシートである一方、語群から用語を選ぶ形式、実験結果の解釈、グラフ・表の読み取り、計算問題など、問われ方は多様です。用語問題は標準的な内容が中心ですが、選択肢が多いことで迷いが生まれやすく、実験考察問題は難度が上がりやすい傾向があります。
したがって、北里大で高得点を狙うには、
(1) 頻出分野の基本事項を正確に
(2) 周辺知識まで含めて整理し
(3) 実験考察・資料問題を“読む練習”で慣らす
という三段階の学習が必要になります。
2026年度北里大学医学部入試 生物の出題予想
1 DNAの構造、半保存的複製、遺伝子導入(青白選別)、制限酵素で切断し電気泳動DNAの長さを分けて推定する問題
2 脳死、植物状態、中枢神経の構造、神経の実験(オシロスコープを用いたグラフの波形)
3 進化(細胞内共生説、進化の速度・分子系統樹)
2026年度の出題を予想するうえで重要なのは、北里大が「頻出分野について正確な理解が必要」であり、同時に「実験考察問題にも要注意」という方針を継続している点です。
したがって、次年度も体内環境を中心に、細胞・遺伝情報・生殖発生・生態・進化系統からバランスよく出題される可能性が高いと考えます。
体内環境は、近年の出題の厚さから見て最重要分野です。脳死、植物状態については整理しておきましょう。細胞分野は、細胞周期とDNA量の変化、細胞小器官の役割、膜輸送、情報伝達など、基本事項を“計算・グラフ”と結び付けて問われやすいので、数値処理に慣れておきたいです。
遺伝情報は、DNA・遺伝子発現の基本が大問になるとき、単語の暗記だけでは対応できません。塩基配列とアミノ酸配列の対応、転写・翻訳の方向性、突然変異がタンパク質に与える影響など、因果関係で整理することが重要です。
進化・系統は、分類群の特徴を細かく問われることがあるため、教科書に加えて図説・資料集で形態や代表例を確認しておくと得点が安定します。
出題形式は大問数が変動する可能性がありますが、2題でも3題でも、頻出分野の取りこぼしを減らし、実験考察で大崩れしないことが合格点への近道になります。
北里大学医学部の生物で差がつく受験生の特徴
北里大で点数が伸びる受験生は、知識を“点”ではなく“つながり”で理解しています。具体的には、用語を覚える際に周辺事項まで整理し、選択肢の微妙な違いを根拠をもって判定できます。
また、実験考察問題に対して、結果をただ眺めるのではなく、「条件」「操作」「対照」「変数」「評価方法」を先に整理してから読み進める癖があります。この読み方ができると、文章量が多い問題でも迷いが減り、時間配分が安定します。
一方、失点しやすい受験生には共通点があります。第一に、用語の定義が曖昧で、似た語句(例:適応と順応、抗原と抗体、能動輸送と促進拡散など)を区別できていません。第二に、図表やグラフの読み取りで、軸・単位・対照条件を見落としがちです。第三に、計算問題で式の意味を理解せずに手順だけを暗記し、条件が少し変わると手が止まります。
北里大は「標準的な知識を前提に、処理の正確さと実験思考で差をつける」出題が多いので、これらの弱点がそのまま得点差になります。
したがって、学習の優先順位は、まず基本問題を徹底的に固め、次に頻出分野を“深める”、最後に実験考察の練習で実戦化する、という順序が合理的です。とくに頻出分野(体内環境、生殖・発生、細胞、遺伝情報、動物の反応)は出題可能性が高いので、単元ごとに典型問題のパターンを複数押さえ、細かい知識も落とさないようにしておきたいです。
図説や資料集を活用して、教科書本文だけでは把握しづらい構造や名称も確認しておくと、選択肢の判断が速くなります。
まとめ — 私立医学部専門予備校プラタナスの視点
北里大生物の対策は、量をこなす前に「基礎を正確にする」ことが最優先です。用語問題は標準的でも、選択肢が多く、細部の理解が甘いと迷いが増えて時間を失います。
そこで、教科書の太字語句は、意味を一文で言える状態にし、関連事項までセットで整理してください。たとえばホルモン、神経、免疫、細胞周期、遺伝子発現、生態系の物質生産などは、定義→仕組み→代表例の順にまとめると、知識が定着しやすくなります。
次に、頻出分野対策として、過去問を見て出題可能性の高い分野に重点を置きます。体内環境、生殖・発生、細胞、遺伝情報、動物の反応は、どの年度でも何らかの形で問われやすいので、語句暗記に加えて、図表や文章から状況を読み取る訓練を行いましょう。細かい知識まで問われることがあるため、図説を併用して深く学習しておくことが有効です。
そして最後に、実験考察問題対策です。北里大の実験考察は複雑で難度が高いものが多いため、十分な準備が必要になります。教科書や参考書にある代表的な実験、探究活動、歴史的に有名な実験を一通り確認し、何を測定して何が結論になるのかを理解しておきましょう。
そのうえで、問題集や過去問で実験を扱った問題に取り組み、実験結果の文章、表、グラフから考察する練習を積んでください。『読む→整理する→判断する』の型が身に付くと、実験考察の得点は安定します。
試験時間は理科2科目で100分と限られるため、時間配分も得点力の一部です。確実に取れる知識問題を素早く回収し、迷う問題は印を付けて後回しにするなど、解き方の戦略も事前に決めておくと本番で崩れにくくなります。以上を踏まえ、2026年度は『基礎の精度』『頻出分野の深掘り』『実験考察の型』の三本柱で仕上げれば、北里大生物でも十分に合格点を狙えます。
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